ベトナム⑤

ベトナム最終日 

 

朝ごはんを食べたら、ロビーに集合。
ズンさんが迎えに来てくれて乗ったバスは他の日本人も乗った大きなバスだった。少人数のバンばかりだからそれはそれで新鮮。
出発してまもなく、ズンさんがソワソワし始める。どうやら昨日頼んだカシューナッツを忘れたらしい。
「大丈夫、大丈夫。弟はイケメンです。同居しています」と繰り返すズンさん。大丈夫か。弟に関しては聞いてないけど大丈夫か。
しばらく走って、渋滞でバスが止まること数回。突然真ん中の扉が開きバイクに乗ったイケメンが袋を突き出し叫ぶ。
なんだこれアグレッシブ過ぎる押し売り…!!と思っていたら、どうやらズンさんの弟。
僕はカシューナッツを忘れましたが、イケメンの弟が届けにくるので大丈夫、と、言いたかったらしい。
ズンさんとキャッキャしながら話していた前方の女子大学生集団は大喜びでした。


ズンさんが必死で取り寄せた皮付きカシューナッツは圧縮された1キロ超の大物。それをいくつか抱え、両親はご満悦でした。
帰って食べたけど美味しかった。


ズンさんは女子大生に「ニホンジンノ カノジョがイマス」と嘘をついていたけど、どうやら昨日の彼女とうまくいったらしい。写真が欲しいとの切望があったためLINEを交換した。
お幸せに。


ガチャガチャして、発展途上のエネルギーと狡さと田舎の素朴さが混在した国。これからどんどん発展して、綺麗で豊かになっていくだろう。
それはきっととてもいいことで、この国の人達も望んでいること。
でも、私は、ゴチャゴチャに絡む汚い電線に囲まれた、水牛とバイクがすれ違うベトナムにまた来たい。

ベトナム④

ベトナム4日目

今日は一日フリーの日。
まずはタクシーでホーチンミン楼へ。
なんというか…その…本物のホーチンミンさんが冷凍保存?されていて衝撃。共産国あるあるらしい。


その後ホーチンミンおじさんの家へ。
昔の施設がそのままで、映画のような印象を受けた。
ここで、国家が動いていた。
不思議な気分だ。


暑さしのぎに博物館へ寄り道。


今度はタクシーで市場へ。
何度も何度もタクシーの運転手さんに「この先は行くなよ」と釘を刺されてからタクシーを降りる。
ガイドのズンさんが言った通り、粗悪品が多く治安も悪くカオスだった。
何も買う気になれず雰囲気だけ楽しんで旧市街へ歩く。
本気の買い物モードに入った母親に絶望しながら歩き回る。無事、目当ての部族のバッグを買う。
最後の〆にロッテマートでお土産を業者買い。
帰ってチョコレートを試しに開けてみて仰天。溶けてさらにカビが生えている…。
もうひとつあけたらそれは大丈夫だったけどものすごくマズイ。
両親怒髪天である。
怒髪天の両親を従え返品交渉へ。その、英語で。
赤点の英語力を余すことなく使い切り拙い交渉を試みる。

後ろからやんやと日本語で騒ぐ両親。交換はいいが返品はダメだという店員に一歩も引かない両親(日本語)。頼むから黙っててくれ…!!!
なんとかすべて返品することに成功出来たけど、天下のロッテマートさん日本語出来る人を呼んで欲しかったよ…。おしっこ漏れるかと思った。

ベトナム③

ベトナム3日目

6:30

起床。眠い…。
今日はガイドのズンさんの「彼女にしたい人」同行で世界遺産へ。ちょっとしたあいのり状態になる。


7:30

陶器の街、バッチャンへ出発。道中ベトナムの嫌いな国トークで盛り上がる。
一番嫌いなのは中国、次点でアメリカ。他に韓国、フランスとなっていくらしい。ベトナムの歴史を考えるとそうだろうなぁ。


ハルで王様のお墓を見て食事。ベトナム来て初めての微妙な味だった…。


チャンアンで川下りしながらの鍾乳洞見学。映画に出てきそうな壮大な風景で手漕ぎボート。これは一度は行くべき観光地。
冒険さながらの鍾乳洞見学は日本の安全管理だとあり得なくて、とても楽しかった。今回のベトナム1の楽しさ。
iPhoneの機能を使いまくって楽しんでしまった。

 

帰り道は、ズンさんはガイドをやめて彼女と手を繋ぎ後部座席で寝てた。

いいのか本職。

こういうダメさは嫌いじゃない。父と顔を見合わせて笑った。

 

ベトナムに来てパクチーだと思っていた食べ物は空芯菜だったらしい。本物のパクチーは臭かったし、全然克服できてなかった。

 

ベトナム②

ベトナム2日目

6:30

起床。上層階ラウンジにて朝食。マンゴーとフレンチトーストが絶品でした。フォーも美味しかった。
明日はオムレツを食べようと思う。


途中国営の大きなお土産やさんに寄る。よくある癒着的なお店。枯れ葉剤の影響で障害者になった人たちが刺繍をしていた。


今日はハロン湾でクルージング。美味しい魚介類をモリモリたべる。
パクチー苦手だったのにおいしい。不思議なものです。


鍾乳洞美しかった。湿度がヤバくて疲れる。
ホテルに帰るとラウンジで小腹を満たしマッサージへ。どうやらガイドのズンさんの好きな人のお店らしく、ズンさんの売り込みが必死だった。
オススメされたフェイシャルをやったら顔をちょいちょい抉られて衝撃。普通に痛い。
隣の母曰く「なんか棒を刺されて抉られててたよ」とちょう笑顔だった。


食後念願のバヤンミー!
完食!と言いたいところだがお腹いっぱいで無理だった。

 

ベトナム①

ベトナム1日目

 

4:30の予定が4:00起床。不思議と目が覚めた。
準備をして羽田へ。
相変わらず自由な母とこだわり派な父の諍いをぐったりと眺めながら朝食へ。

散々迷っただけあって満足の行く食事を迎えご機嫌なふたりである。良かった。
昔の激しい諍いはふたりの間にはもう無い。
機内映画はキャプテンアメリカ シビルウォーズ、殿利息ですよ。なかなか面白かった。


12時

ハノイ国際空港着。とても綺麗。
予定の水上人形劇まで5時間程あったので少数民族博物館、軍事博物館・タンロン遺跡を見学。
少数民族博物館ではスコールに降られ、転倒。小学生みたいでしょんぼりした。
軍事博物館は昔の王宮?だったみたい。軍事施設が実際使っていたものなので迫力が凄かった。地下のシェルターとはこういうものなのね。


その後ロータス水上人形劇へ。
可愛かった。間違いなく可愛かったんだけど、照明の丁度良さと温度の丁度良さと疲れのせいで半分くらい睡眠鑑賞する。
寝てしまったことを反省しつつ夕飯へ。
なんだか高級で美味しいお店だった。

フランス⑥

フランス最終日

6:00
起床。トランクの詰め物はすべて詰め切っていたので、手早く準備をして朝食。そして飛行場へ。
ゆで卵の成功はただの一度だけでした。


初めてのひとりツアー参加。
かましい恥ずかしい日本人から、素敵な老夫婦まで様々。
何がそんなに素敵なんだろうと思ったら、お互いがお互いを尊重しているからなんだと思う。求めてばかりじゃなくて、気持ちを押し付けるんじゃなくて、尊重できるようになろう、そう思った。
パリで手を繋いで虹を眺められるような、そんな老夫婦になりたい。

フランス⑤

ランス6日目

 

7:30
唯一の完全フリーディ。
ゆったり起床してゆったり準備。
ごはんもゆったり。あー幸せ。


9:30
近くのマーケットへ。あまりのショボさにすぐ帰還。
ホテルで作戦を練り直し、クリニャンクールの蚤市へ。
乗り換え駅が封鎖されてたりトラブルはあったけど昨日の学びを活かしルート変更。ドキドキするけどこれも旅らしさ。
メトロでは席を譲ってもらった。本当にフランスは紳士の国。レディーファーストが素晴らしい。
ファーストに相応しいレディーになろう。


10:30
蚤市へ。
アメ横と中華街とドブ板のフリーマーケットを足して割らないかんじ。
アンティークゾーンの広いこと!
色々見たけどイマイチ欲しいものがなかったので購入せず。屋台のガレットが美味しそうだったけどお腹が空いてないので購入できず。
なんとなく入った雑貨屋さんが安くて可愛いものが沢山売ってて面白かった。おじさまがとても丁寧に接客してくれて嬉しかった。

 

14:00

蚤市の端っこまで行ったら見事迷子に。

泣きそうになりながらひたすら歩いてメトロの駅発見。

メトロマップを見たら、となりのラインまで歩いていたことが発覚。

日本でいうと田園都市線に乗ろうとして東横線まで歩いちゃった感じ。

疲れた。


19:00
お昼が遅かったこともあり、お腹が空かなかったので夜ご飯はスーパーのカットフルーツ詰め合わせ。3.95€パイナップル、メロン、マンゴー。ボリュームたっぷりでかなり美味しい。

お菓子とフルーツとスパークリングワインでほろ酔い、大満足の就寝。